吉沢亮(よしざわ りょう)は、1994年2月1日生まれ、東京都出身の俳優です。2009年にアミューズの全国オーディションで審査員特別賞を受賞し、芸能界入りしました。2011年には特撮ドラマ『仮面ライダーフォーゼ』で仮面ライダーメテオ/朔田流星役を演じ、注目を集めました。

その後も数々の映画やドラマに出演し、演技力と端正なルックスで人気を博しています。2019年公開の映画『キングダム』では、漂とえい政の一人二役を演じ、第43回日本アカデミー賞で最優秀助演男優賞を受賞しました。また、2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』では、主人公・渋沢栄一役を務め、大きな話題となりました。

2025年には、主演映画『国宝』が公開予定です。この作品では、任侠一家に生まれながらも歌舞伎役者の名門に引き取られ、芸の道に邁進する女形を演じています。約1年半の準備期間を経て、吹き替えなしでの演技に挑戦し、「これまでの役者人生すべてを賭けた」と語っています。

吉沢亮は、役作りに対して真摯に取り組む姿勢でも知られています。「いつも、自信なんてないんです」と語りながらも、「死ぬほど準備する。本番になったら忘れます」と、自信を保つコツを明かしています。

プライベートでは、マンガやゲーム、ギターが趣味で、剣道2段の腕前を持つなど、多才な一面も魅力の一つです。また、ファンとの交流を大切にしており、「ファンの人たちを目の当たりにして、こんなに自分のことを好きでいてくれる人がいるんだと、うれしい気持ちと同時に、もっとコミュニケーションをとって大切にしていかないといけないなと身の引き締まる想いでした」と語っています。