山梨学院高校は、2025年夏の甲子園に3年ぶり11回目の出場を果たしました。決勝では日本航空を4–3で撃破し、見事に切符を獲得しました。
チームを率いるのは、1969年生まれ、吉田洸二監督。前任の清峰高校でセンバツ制覇、日本全国屈指の名将として知られ、2023年春には山梨学院でもセンバツ優勝を成し遂げました。彼の采配スタイルは「自主性と合理性」を融合させた柔軟な指導法で知られています。
投打に備わるスター選手たち
菰田陽生(背番号01・2年・右投右打)
MAX 152km/hを誇る右腕。決勝・日本航空戦では最後の3イニングを無失点のリリーフで締め、準決勝の甲府工業戦では最終回をしっかり抑えるなど、投打両面で勝負強さを発揮しています。
檜垣瑠輝斗(背番号11・2年・左投左打)
準決勝では8回被安打4、奪三振10という完璧なピッチングで、投手陣に安定感をもたらしました。
足立康祐(背番号12・3年・右投左打)
準々決勝では2ラン本塁打も放ち先発として活躍。チームの快進撃をリードしました。
平野天斗(背番号06・3年・右投右打)
満塁ホームランを放ち、打率.462、打点5という大炸裂。攻守両面で重宝される攻撃陣の柱です。
梅村団(背番号05・3年・主将・右投右打)
準決勝でソロ本塁打を含む2安打2打点。その貫禄あるバッティングでチームを引っ張ります。
萬場翔太(背番号04・3年・右投右打)
決勝ではタイムリー、さらに2回戦では2ラン本塁打、打率.600、打点4。パンチ力と勝負強さが魅力です。
宮川真聖(背番号07・3年・右投左打)
同点ソロ本塁打を決勝で放ち、準決勝でも5打数2安打2打点ときっちりした仕事ぶりを見せました。
田村颯丈郎(背番号08・3年・右投右打)
決勝では犠牲フライで同点を呼び込み、準々決勝では3ランを放つなど、打点王級の貢献をしています。
守備力とチームの総合力
山梨学院は、1試合平均失策数わずか0.3という堅守力を誇ります。攻撃力も非常に高く、チーム打率.384、1試合平均得点8.3、本塁打6本という数字で出場校の上位に位置しています。
監督の采配と結束力
吉田監督の指導スタイルは、選手と部長(息子)による「役割分担」を重視した合理的なシステムで成り立っています 。試合では、状況に応じた継投とバッティングオーダーの柔軟な変更で、試合の流れを的確に見極めています。特に、2年エース・菰田陽生と檜垣瑠輝斗の投手リレーは、決勝でもチームを救いました。さらに、打線では萬場、平野、梅村などが役割を分担しつつ連携し、接戦をものにしました。
まとめ:チーム一丸の夏へ
2025年夏の甲子園に臨む山梨学院高校は、吉田監督の巧みな采配と、菰田、檜垣、平野、梅村らスター選手たちの個の力が融合した「総合力」に注目です。堅守と強打を備えたチームとして、甲子園の大舞台でも一矢報いる存在となるでしょう。
期待と楽しみが膨らむ中、山梨学院高校の戦いに注目しましょう!