映画『鬼滅の刃』無限列車編で登場し、圧倒的な存在感を放った上弦の参・猗窩座(あかざ)。その狂気と哀しみを内包する演技で、多くのファンの記憶に残りました。そんな猗窩座を演じたのは、実力派声優の**石田彰(いしだあきら)**さんです。
この記事では、石田彰さんがこれまでに演じてきた代表的なキャラクターを一挙にご紹介!アニメファンなら一度は聞いたことのある“あの声”、その軌跡を振り返ってみましょう。
石田彰とは?猗窩座を演じる実力派声優
石田彰さんは1967年11月2日生まれ、愛知県出身の声優です。1990年代から第一線で活躍しており、演じるキャラクターの幅広さと圧倒的な演技力で知られています。
クールでミステリアスな役から、狂気的な悪役、さらにはコミカルなキャラまで自在に演じ分けることができる稀有な存在。猗窩座のような“狂気と哀しみを併せ持つ敵役”は、まさに石田さんの真骨頂です。
石田彰が演じた代表的なキャラクター一覧
ここでは石田彰さんが演じた有名キャラクターを、ジャンル別にまとめてご紹介します。
●『新世紀エヴァンゲリオン』渚カヲル
石田彰さんの代表作としてまず挙げられるのが、渚カヲル。ミステリアスで儚さを感じさせるこのキャラクターは、石田さんの声によってさらに神秘性を帯びました。
「君は死なないよ、僕が守るもの。」
この名セリフに心を奪われたファンも多いはず。
●『銀魂』桂小太郎
ギャグアニメの代表格『銀魂』では、攘夷志士の桂小太郎を熱演。普段はクールに見えて、実はとんでもないボケキャラというギャップが魅力の人物です。
「ヅラじゃない、桂だ!」
シリアスもギャグもこなせる石田さんの“振り幅”が光るキャラの一つです。
●『NARUTO -ナルト-』我愛羅
忍者アニメ『NARUTO』シリーズでは、砂の国の人柱力我愛羅を担当。初期は敵として登場しますが、後にナルトと心を通わせる重要キャラです。
「痛みを知っているから優しくなれるんだ。」
冷酷から温かみへと変化する感情の揺らぎを、石田さんは見事に演じ切りました。
●『昭和元禄落語心中』八雲(有楽亭助六)
落語をテーマにした名作アニメで、孤高の落語家**八雲(菊比古)**を演じました。石田さんの渋く繊細な演技力が光り、演技賞を受賞するなど評価も高い作品です。
「落語は、生きることだよ。」
リアルな人間描写と演技の奥深さを味わえる一作です。
●『ペルソナ3』結城理(アニメ版)
人気ゲーム『ペルソナ3』のアニメ版で、主人公・結城理の声を担当。淡々とした口調ながらも、内に秘めた感情を感じさせる演技は圧巻でした。
猗窩座の演技に込められた“石田彰らしさ”
猗窩座というキャラクターは、鬼でありながらも人間だった過去を持ち、その悲しき背景が涙を誘います。激しい戦闘シーンだけでなく、儚く切ない“人間だった頃の記憶”を描くシーンでは、石田さんの感情表現が一層の深みを与えています。
その演技に共通するのは、「悲哀」「葛藤」「孤独」といった繊細な感情の描写。それは、渚カヲルや我愛羅、八雲といったキャラクターにも共通する“石田彰ならではの演技”とも言えるでしょう。
ファンの声:「やっぱり石田さんはすごい!」
SNS上では、猗窩座を演じる石田さんに対して、
- 「声を聞いただけで泣ける」
- 「あの狂気と悲しさの演技は石田さんにしかできない」
- 「敵キャラなのに感情移入してしまった」
といった声が続出。映画『無限列車編』や『無限城編』でも、石田さんの演技に心を奪われた人が続出しています。
まとめ:石田彰の演技は“作品の魂”
猗窩座を通して再び脚光を浴びた石田彰さん。彼がこれまでに演じてきたキャラクターは、いずれも物語に深みを与える“魂のある存在”ばかりです。
アニメを見る際、「このキャラの声、どこかで聞いたことある…?」と思ったら、それは石田彰さんかもしれません。今後も多彩なキャラクターに命を吹き込む彼の活躍から目が離せません!