元TOKIOの山口達也さん(51)は、2018年の未成年女性への強制わいせつ問題を受けて事務所契約を解除され、同年脱退。さらに2020年には酒気帯び運転で現行犯逮捕されるなど、一連のトラブルで芸能界から遠ざかりました。その後、彼はアルコール依存症と正面から向き合う道を選び、新たな人生を歩み始めています  。

◆「株式会社山口達也」設立から講演活動へ

2023年3月、“再始動”の第一歩として「株式会社山口達也」を立ち上げ、代表取締役に就任  。公式サイトとTwitterも開設し、アルコール依存症をテーマとした講演や、企業向けの危機管理セミナーなどを展開する意向を表明しました  。彼自身が「アルコールを一生一口も飲まない」と決意し、依存症と共に生きていく姿勢を明かしています  。

◆全国で“セカンドチャンス”のメッセージ

2025年3月、関西福祉科学大学のBeingLab主催「私たちのセカンドチャンス」という講演会に登壇し、自身の苦悩と立ち直りを語るスピーチを披露  。全国の市民ホールや医療機関、市町村のフォーラムなどで、複数回にわたる講演実績があります 。

◆穏やかな“今”を語る

2023年4月には、オンライン・トークイベントに登場し、「穏やかな自分になれた」と語りつつ、依存症との向き合いを明かしました  。精神科医との対談では、10年前からの飲酒習慣の変化や自助グループへの参加を振り返り、自身を見つめ直すプロセスを静かに語っています  。

◆再始動への賛否両論と復帰への声

彼の活動には肯定的な意見も多く、「テレビの文化人枠」への復帰を望む声も業界関係者から上がっています  。実際、「外見は若返った」「第一線でも通用するビジュアル」との評価もあり、新CM出演により再び注目が集まったという報道もあります  。

一方で過去の事件を巡る批判も根強く、ファンや世間の反応は賛否混在。依存症からの回復や社会復帰を公にすることには賛否両論があり、SNSやメディア上では「再始動は早すぎる」といった声も少なくありません 。

🔍 まとめ:意外な姿と再出発

  1. 会社設立と講演活動への本格参入:依存症経験を活かし、自分と向き合うきっかけをシェア。
  2. 全国各地での講演実績:3月の関西開催を含め、自治体や医療機関で「セカンドチャンス」を発信。
  3. 穏やかさを取り戻した現在:以前より落ち着いた語り口で、「自分を受け入れる」メッセージを発信。
  4. 復帰期待と批判が交差:業界からは肯定意見、世間からは懸念の声も。

こうして山口達也さんは現在、「芸能人」ではなく“依存症と共生する社会人”としての再出発を図りつつ、文化人・実業家として徐々に活動の場を広げています。再始動の行方は、過去との向き合い方と、今後いかに信頼を築くかにかかっていそうです。