待望のマウンド復帰

6月16日(日本時間17日)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が投手として公式戦に復帰しました。

MLBのマウンドに立つのは、2023年8月以来実に663日ぶり。

右肘のトミー・ジョン手術から復活を遂げ、“二刀流”復帰への大きな一歩となりました。

想定を超える初回投球

初登板では、28球を投じ、98mph超(最速=100.2mph=約162km/h)を14球記録。

2安打1失点ながら、次回の登板につながる復帰戦として健闘しました。

打席でも存在感:4打数2安打2打点

さらに、DHとしてもスタメン出場し、復帰劇を文字通り“二刀流”で演出。

適時打を2本放って2打点をマークし、チームの勝利に大きく貢献しました。

戦略的前倒し登板の背景

当初、投手復帰はオールスター明けの予定でしたが、ドジャースは“体力回復の時間を確保する”目的で

前倒しを決断。本人の意向もあり、DHを続けながらマウンド調整を進める方針で、今回の登板に英断を下しました。

数字で見る現在の調子

  • シーズン打撃成績:打率.300、25本塁打、40打点超えと絶好調
  • 投手としての再登板:28球・2安打・1失点、球速100mph超。ここから週1登板を目指す

今後の注目ポイント

  1. 登板間隔と球数の管理
     復帰初戦は28球にとどめられましたが、今後は実戦経験を積みながら慎重に球数を増やす見通しです。
  2. 二刀流継続の影響
     DHとしても活躍を続けながらマウンドへ。疲労管理や日程配分の難しさと対峙します 。
  3. NL西地区の順位争いに新たな刺激
     現時点でドジャースは44勝29敗で地区トップ。
  4. 大谷の投打での貢献が、更にチームを後押しする可能性があります。

まとめ:新章突入の“二刀流”

  • 6月16日は「投手復帰」の日となり、663日ぶりにマウンドへ
  • 初登板は結果よりも内容重視の28球で、球速だけでなく制球も評価
  • 打撃では即戦力ぶりを披露し、二刀流への期待高まる
  • 前倒し復帰は戦略的決断。以降も週1登板ペースを予定

大谷翔平の挑戦はまだ序章。この夏から秋にかけて、“真の二刀流”がどこまで深化するのか。

MLBでの歴史的再挑戦、その一幕を引き続き見守りましょう。